ABC

自転車泥棒

theft

見事に略奪されました。渡米直後に買って移動手段にしていた自転車を(前輪以外)。周囲の自転車も何台か強奪されていたので、夕方の静かな時間を狙った野郎がいたのでしょう。今までアメリカにいるとしてもたいていは地下鉄に歩いてアクセスできるエリアにいたので、自転車泥棒(あぁ、ヴィットリオ・デ・シーカ!)を甘くみていました。多少は警戒していたので、さすがに駐輪ポールに施錠はしていたのですが、それでも「愉快な窃盗犯」には簡単にクリアできる代物だったようです(前輪以外)。「ツーキニスト」などとトロツキストみたいな命名をして自転車通勤を流行らせようとする母国で、施錠方法を深刻に考えたことなどなかったツケが出てしまいました。盗みにくい施錠の方法はあるのか、しばし「盗難を回避した」自転車を観察したら、[1. 車輪ーボディーポールをUロックでつなぎ]、[2. 前輪と後輪を長いロックで結ぶ]、という手順を踏んでいました。最初、なぜこんな連結をするのか意味不明だったのですが、これだと両車輪を外せないことに気づきました。で、さらに<徒歩で>帰宅後、4文字語を発するほど悔しかったのでネットで調べました。2種類の鍵を使うのは、ピッキングに時間を浪費させるためで、以下の図がやはり正解らしいです。事件発生現場は、住まいの共有駐輪場ではないのですが、新たに買い直したら、自転車乗らない時間は、部屋に入れておくことにするし、外では施錠の鬼になる、という教訓めいた1日でした。自転車を駐輪するときの「カッタン」(名前知らない)がない自転車ばかりの社会で、駐輪法の習得は必須である、と誰かからの一言が渡米前に欲しかったが、そんな人はいなかった。だからこそ、次の人のために一言書き残しておく、そんなエントリーでした。