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- 『はるか①』:置いてあった誰かの私物を勝手に。
- 『ニーチェ』:簡単に同情している人間がいると嫌な気分になりますし。
- 『冠婚葬祭』:明治以降の歴代冠婚葬祭マニュアルを資料にして、そこに潜む結婚や葬送の問題点を歴史的に分析。律儀にマニュアルに従うことがどんな事態を再生産しているのか。「そんなことばかり気にしていたら冠婚葬祭など出来ないじゃないか」というなし崩し的に進行してきた儀礼こそ、じつはけっこう問題ありありだったのかもしれない。現代的に風通しの良い冠婚葬祭のあり方も提案していて、あとから気になったら「使える」新書でもある。
- 以前出席した結婚式で、新郎の上司のオッサンかなんだかがスピーチしていたとき、あからさまに新婦へのセクハラ発言ともとれる言葉を連打していて、凄く嫌な気分になって、このさいだから壇上にいってぶん殴ってやろうかと―最低でも「気分悪くなるんでやめてください」と通告しようかと―激情にかられたことを鮮明に思い出した。主役俺じゃないしと根性でこらえたけど。
- [後で買う]加藤秀一『恋愛結婚は何をもたらしたか (ちくま新書)』