ABC

阿部・青山・中原『シネコン』

書き物のあいだに読む。これ2004年の出版だったのか。発売と同時に買ったはずだから、2年間放置してたのか。1年くらいしか積読じゃなかったような気もするが。2年たつの早い。で、『ロスト・イン・アメリカ』で阿部和重がキューブリック論的なものを…

オフ。静養に専念。読書。

「教養モノ」2連発。時代的につながっているので、まとめて読んで正解だった。もちろん反応してしまうのは「文学」と「教養」をめぐる議論の箇所。文学部生(人文系)は経済資本が一番少ないわりに読書購入費が一番高く、その差に「教養の修養」というひど…

『アマゾン』&『本屋』 訳あり読書。アマゾンは帯を捨てて配送してもいいとか(!)、日通といかに結託したかとか、中の人の自給は850円だとか、アルバイトは二ヶ月に1回契約を更新しないといけないだとか、顧客一人あたりの単価は3000円だとか、潜入取材し…

『英語青年』7月号特集「文学史の現在と未来」。富山論文と佐藤論文がともに冒頭で同じ話を引っ張ってきている。思い出話オンパレード。みんな似たような話ばかりしやがってと思うなかで、ブッカー賞について書いた吉田論文に目がとまるのだが、ほとんど文学…

ドラキュラの世紀末―ヴィクトリア朝外国恐怖症の文化研究 (Liberal Arts)作者: 丹治愛出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1997/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (14件) を見るCSサンプルとして今さら読む。平易に書くと…

L文学完全読本作者: 斎藤美奈子出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2002/12メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (28件) を見る年表、図版、ブックリストの充実っぷり。はまぞうは正しくは「斎藤美奈子編・著」で、多方面からL文化につ…

未来都市は今―“都市”という実験 (広済堂ライブラリー)作者: 若林幹夫出版社/メーカー: 廣済堂出版発売日: 2003/04/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見るSF都市論。もうこういうCS流社会学を手放しで面白がることが出来なくな…

ISBN:4087470598:detail 身銭を切って読みました。後書きに「活字の世界へのうっとうしい壁を、内側からぶち壊して、入口をどんどん広げていく」(204)と大層な宣言が書かれている。確かに風通しはよく一瞬で読み終わってしまう。親がいない子どもたちだけ…

大学生の論文執筆法 (ちくま新書)作者: 石原千秋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/06/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (72件) を見るこれをざっと立ち読み。『ユリイカ 特集:論文作法』(2004/3号)に掲載された…

のための文章術 (NHKブックス)" title="のための文章術 (NHKブックス)">のための文章術 (NHKブックス)作者: 永江朗出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2004/06/24メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (34件) を見る「おカネになる文…

すぐに目が覚めてしまう。引き続きCS影響論。夜フランス人と呑み。帰ってリリー・フランキー『東京タワー』を読む。開き直ったマザコンの姿に苦笑する。帯に福田和也の言葉がある。「読みやすく、溢れるユーモアを提供しながら、人間性のもっとも深い淵をの…

10年以上前に盛り上がって、その後なし崩しになっているような、なっていないようなキャノン論争。軽スタだろうが重スタだろうが、まぁともかくカルスタ登場によって文学研究がどう揺らぎを見せたのかを、この際だから網羅的に―文学理論書の1章さいたとかそ…

左は説教、右は説教法というまとめ。『ウケる』はネタとして読むぶんには笑えるが、こういう能力って強引に変化させようとして変わるものなのかー?

『はるか①』:置いてあった誰かの私物を勝手に。 『ニーチェ』:簡単に同情している人間がいると嫌な気分になりますし。 『冠婚葬祭』:明治以降の歴代冠婚葬祭マニュアルを資料にして、そこに潜む結婚や葬送の問題点を歴史的に分析。律儀にマニュアルに従う…